書評：男性誌探訪 [書評・レビュー]
ある方からの紹介で読んでみた。素直に面白かった。
その名の通り、さまざまなジャンルの「男性誌」にカテゴライズされる雑誌31誌のそれぞれについて、著者なりの深〜い洞察が、歯に衣着せぬ切れ味で面白おかしく紹介されている。
目次にある各誌の一言からして読む気をそそる。例えば...
書評：「女子大生会計士の事件簿」シリーズ [書評・レビュー]
がーっと読めて、面白くかつ非常にためになる本に出会えたのでご紹介。
それは「女子大生会計士の事件簿」シリーズというもの。タイトルだけを聞くと「え？」と思われる方もいると思うが、なかなかどうして一度読み始めると止められない。
映画評：「世界の中心で、愛をさけぶ」 [書評・レビュー]
一時帰国中の年末年始、ちょうどDVD発売直後だったことと、なぜこれがこれほどまでに流行ったのかという興味もあってブツを調達。いまさらなんだが、まとまった時間がとれたので、かみさんとともにこの週末に観た。
映画の細かな設定やストーリーにつっこみどころ満載なのは別にしても（というか、つっこみどころのない映画を期待する方がどだい無茶な話と思ってる...）、個人的にこの手の映画は実は好きな方なので、素直に泣けた(^-^)ゞ。（とはいえ、私はこう見えても「ドラえもん」でも泣ける人間なので、ここでの泣ける度指数は全然参考にならないと思うので念のため...）
ただ時代設定が自分の年齢にほぼマッチしていて、当時、ウォークマンを欲しがったり、深夜ラジオを聴いたり、原チャリに乗ってたりと「確かにあんなことやってたなぁ...」と素直に思えたのもこの映画に対して好印象を持った材料の一つ。
現に、この映画を観た後、当時よく聞いてた曲の入ったCDとかを聞き出したり、かみさんと昔話に花を咲かせたりなど...
原作もテレビドラマも観てないので、それらとの比較はできないが、映画の設定年代である1986年当時に高校生だった世代の（特に高校時代がとても楽しく、思い出深かったという）人は観て損のない映画だと思う。間違いなく、ノスタルジーに耽ることができるでしょう。
最後に印象に残ったセリフを一つ。
「天国は残された者が発明したものさ。もう一度会えると思いたいのさ。だけど、残された者にできる事は後片付けだけなんだ」（by 山崎努）
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書評：「アイデアのつくり方」 [書評・レビュー]
今日は年末年始に読んだ本の紹介。
この本「アイデアのつくり方」はとても薄く、文字も大きいため、帯にある「６０分で読めるけれど一生あなたを離さない本」の前半部分に嘘偽りはない。また、内容的にもよくまとまっており、「アイデアを出すためにはこんなことをしなければいけないよなぁ」と、普段から漠然とイメージしていたことが簡潔にわかりやすく明文化されているため、読んでいて共感する点も多い。
ただ逆に言うと、言われてみれば当たり前だと思えることしか書かれていないため、新しいアイデアが次から次へと湧いてくるような「ウルトラC」的な技を期待すると、恐らくがっかりするだろう。もっともそんな技を期待するのもどうかと思うが、仮に存在するならば是非とも身につけたいと思うのは、私も同じ。
しかしこの本の中で、著者James W. Young氏は、「この当たり前のことを実行するのはとても難しい。だからこのノウハウを本に書いたとしても実践できる人がほとんどいないのだから自分はなんら困らない。」とはっきり述べている。このことから私は、「当たり前のことを適切なレベルで実践できればアイデアは必ず作り出せる。要はその適切なレベルで実践するための素養を磨くための鍛錬を怠らないこと、そしてその素養を発揮するための気概や努力、忍耐力などを兼ね備えることが大切なのだ。」ということを感じた。
現時点では、自分にとって、この本が「一生自分を離さない本」になるという実感は全然ないし、改めて読み返してみようともまだ思えない。でもいつの日かそう思える日が来るとしたら、そのときは自分のアイデアを作り出すための素養と気概を併せ持てたときなのかもしれない。そういう意味で今の評価は星３つ。いつかは４つや５つの価値を見いだせるよう自分自身を変えていきたい。
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